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300/ 工学は愛である

2008/11/22(土・晴れ)

今日は 東洋大学工学部キャンパスへ、講演会を聞きに
行きました。講演の教授は、「蚊の研究」で、有名な望月教授。
先生のユニークな研究、テレビでも度々紹介されました。

1時間の講演、教授は少年のように、研究の開発を熱く語って
くれました。工学なのに、虫や昆虫を使った研究、ファンタジー
のような話に惹かれて、60分をあっという間で過ぎてしまいました。

先生のモットー、自筆”工学は愛である”。
「他人が喜ぶ 何かを作り出すこと、ひいては 人に生きる希望
を与えること、それが工学だと考えのもとに 研究を進めています。」

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講演の内容を少しでも理解しようと私、一生懸命メもを取りました。
専門語を除いて、素人でも分りやすい講演でした。

図は、講演会で配られた先生の講演内容のプリント。
「蚊を使ったウェアラブル血液検査用マイクロチップの開発研究」
の写真、中には「初公開」の写真も入っている。

・ウェアラブル
服やカバン、腕時計ののように身につけて(wear)利用する
コンピュータのこと。

・マイクロチップ
ひとまとまりの集積回路を、小型のシリコン単結晶基板の上に
構成したもの。

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”昆虫や植物の生態に学ぶ”という先生の研究、少しまとめてみた、

・蚊~蚊の口吻の研究により無痛注射針の開発。
 (蚊に刺されても痛くない、これは蚊の口吻にギザギザになって
 いることから。それを無痛注射針への応用の開発そうです。)
・蝶~蝶の羽ばたきによる離陸特性についての研究。
・葉っぱ~細長いものが落下する際に、自然に回転する現像に
 ついての研究。
・クラゲ~クラゲの遊泳機能の研究。
・蟻~蟻の足の研究。
・蜘~蜘の足の研究。
・ノミ~ノミの足の研究。(ノミの研究まで、さすがおばさんの私は、ちょっと・・)
・うろこ~魚や爬虫類、昆虫などのうろこや鱗片の研究。
・アメンボ~水中昆虫の研究。
・アメーバ~淡水、海水や土壌の中に、広く生息する原生動物の研究。
 ・・・など。

先生研究のコンセプトは、”バイオミメティクス”と”流体工学”です。
バイオミメティクス=生物の運動や機能を模倣して、それを応用すること。
流体工学=流体の流れや構造を解明し、それを機械工学や医療工学
への応用すること。
生物や自然の生態から得たヒントを解明して、そして、解明したことに
より、あらゆる分野に応用すること。


・感想

子供の単純な発想のように、どれもユニークな研究ばかり。
研究者や学者は、研究の原点は、いつもとてもシンプルなことです。
さりけなく日常に、見つけ出す生態の面白さ。 研究者が、一般人と
の視線が違い所に触れること、大変良い勉強になりました。















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by k_ogane | 2008-11-29 08:06 | 学習

191/ 秋の東京大学公開講座受講記(5)~end

2007/10/20(土・晴れ)

今日は最終回(5回目)の受講日。

月曜日から、重感冒にかかって、週末の今日は、咳だけまだ
治ってない。最終回の今日は、5限目まであります。 講堂で、
もしひどい咳が出たら、迷惑ことになる、どうしよう?行くか?
休みか?と迷いました。考えた末、行くことにした。 もし咳が
ひどくなったら、途中退席で良い、と決めた。

1回目受講日の時、緑葉だった銀杏は、5回目の今日、
すでに黄色く色付きはじめ、歩道に一面黄色の葉っぱ、
歩くと心地が良い。

午後のやさしい陽射しを浴びる キャンパス内の巨大な樹。

講堂の脇に咲く冬桜?

★今日の講座
一限目は、加藤陽子准教授の「近代日本と軍事力」。
二限目は、阿部誠教授の「ものづくりを締めたアメリカ、
マーケティングの出来ない日本」。
三限目は、吉見俊哉情報学環長の「戦後日本における
アメリカニズムと権力」。
四限目は、原田至郎准教授の「見えにくい権力」。
五限目は、藤原帰一教授の「国際政治における権威・
権力・暴力」。
最後、東京大学総長 小宮山宏先生により閉講の挨拶。

最終回の今日は、”国際社会と日本”についての話。
一限目の加藤先生は、5日間の講座で唯一の女性先生。
興味津々に話を聞いた。
五限目の藤原帰一先生は、一度お目にかかりたい先生、
今日、先生の話を聞く事ができて、ほんとうにうれしかった。

★感想

社会人向けの公開講座を参加するのは初めてです。
内容の理解について、最初少々不安があったが、聞いて
みて良かったと思います。
理解し難い講座でも、先生らのホームページで、より一層
詳しい解説が書いてあり、それを検索して読めば、分るように
なりました。

自分にとっては、これらの知識が、例え現実の生活とは関りが
なくても、それぞれの分野に、この現状があることを知ること、
ほんとうに貴重な知識と思います。
これからも、時間が許す限り、自分に合う大学の公開講座に
参加したいと思います。
貴重な経験、良かったと思います。

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今日の講義内容

★「近代日本と軍事力」
日清戦争以降の日本は、政治的外交的手段によって、本来は
解決しえたかもしれない問題を、大陸や半島へ向けた戦力投射
能力にうったえることで、「解決」しようと図った国であった。
講座においては、大日本帝国憲法下の戦争指導の特質を
わかりやすく解説したい。

★「ものづくりを締めたアメリカ、マーケティングの出来ない日本」
70~90年代、アメリカは日本の製造業の猛烈な追い上げにあって、
逃げ場を探した。ちょっど、そこにインターネットの時代が到来し、
ネットワークを利用することによって見事に変身を遂げた。 BRI諸国
などの追い上げによって、今、日本は同じような立場にいる。
製造業志向の「ものづくり」から変身しなければ、日本に未来はない。

★「戦後日本におけるアメリカニズムと権力」
「アメリカ」は、現代世界において圧倒的に優位なグローバル・パワーで
ありながら、大衆文化やライフスタイルとして、私達の生活の奥深くに
入り込んでいる存在でもある。 講座では、戦後日本におけるこうした
「アメリカ」のパワーの二面性に焦点を当てながら、日本人の中にある
親米意識の深層力を探っていく。

★「見えにくい権力」
現代の国際は社会においては、人・もの・金、そして情報の流通が、
国境を越えて増大すると共に、グローバルな規範の影響力強まり、
さらに科学技術とりわけインターネットなど情報通信技術への依存度
が高まっています。 講座では、学界における議論に自分自身の体験
も加えて、話したいと思っています。

★「国際政治における権威・権力・暴力」
国際政治は力の支配する世界。 他の国に、「言うことを聞かせる」
ためには、何が必要なのか、そして、暴力による威迫はどれほど
有効な手だてなのか、国際政治における 力の多様な源泉とありかた
について、探ってみたい。

~おわり。












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by k_ogane | 2007-10-23 23:05 | 学習

190/ 秋の東京大学公開講座受講記(4)

2007/10/13(土・晴れ)

今日は、4回目の受講。
いつも正門から学内に入ったが、今日は赤門から
学内に入った。 広々とした学内をゆっくり見たいから。

赤門の由来

★年代を感じた建物

★知のセキュリティー
文学部入口の入室暗証番号パネルのボックス。

★東大生協の売店で、大学ノートの下に、こんな紙が・・
「大学ノート」は、なぜ「大学」とついているのか?

名前の由来。

★今日の講座
一限目は、柳田勉教授の「力の統一」。
二限目は、酒井英行教授の「核力100年」。
三限目は、長谷川幸雄准教授の「原子に働く力とナノ力学」。
四限目は、藤原晴彦教授の「昆虫にみる生命力」。

今日の1~3限目は、物理の話。 私の一番苦手の
科目。
予想した通り、内容を理解するのは七苦八苦。
単元講座終了後の休憩時間、教授に疑問を聞く
受講生が多い。 思わず受講生の身分
を想像したくなる・・定年の学者?学校の教諭?
企業の研究員?

私にみたい、ただ もう一度大学で知の勉強をしたい、
どんな話題でも良い、ただ もう一度学生になりたい・・。
こんなバカな私が、大勢の中に、
またいるでしょう?

幸い、4限目の「昆虫にみる生命力」は 楽しい話でした。
スクリーンにいっぱいフィールドの写真を見ながら、
先生の解説を聞く。おかげで、元気になりました。

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●4限目の藤原先生の著書

私は蝶に関するフィールドのサイトが大好き。
毎日、北は北海道から 南は沖縄まで の蝶の
サイトを一通り見てます。先生の話を聞きながら、
あまり分りすぎて、感動を覚えた。

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●二つことだけ、気になります。

★ 一つは、蝶の四齢幼虫と五齢幼虫の体紋様は、
二種類の昆虫ホルモン(幼虫ホルモン”JH”と脱皮
ホルモン”エクダイソン”)によって、制御されることが
できる。
つまり、五齢幼虫の紋様が昆虫ホルモン
によって、四齢幼虫の紋様に変わることができる。

こんな夢なしの科学実験、例え真実だとしても、どこか
寂しい。いつか、蝶も遺伝子と虫ホルモンによって作れる
という気がします。

★二つは、先生は美しい蝶の中に、毒蝶の名前も
あげた。 私が見ている蝶のサイトに、その毒蝶の名前
もかなり出ている。 そのサイトの管理人は、自分が
撮った蝶は、毒蝶であることを知ってるでしょうか?
サイトに、時々手乗り写真も載ってるので、もしその
手乗りの蝶は毒蝶でしたら・・ちょっと心配。

★毒蝶(だそうです)
カバマダラ。 オオカバマダラ。 スジグロカバマダラ。
ツマグロヒョウモン。
ジャコウアゲハ。 ベニモンアゲハ。
(南米)エラートドクチョウ。 エチラドクチョウ。
(メキシコ)アサギドクチョウ。 ドリスドクチョウ。
クロスジキマダラドクチョウ。 ウラギンドクチョウ。

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●今日の講義内容

★「力の統一」
自然界には4種類の基本的な力が存在している。 量力・電磁気力・
核力の基となる強い力・原子核のペーター崩壊を引き起こす弱い力、
の4つです。 これらの4つの力は、元々一つの力から生まれたとする
「力の統一の理論」についての解説。

★「核力100年」
湯川秀樹は「湯川中間子」を発見し、日本人初のノーベル賞を受賞した。
その後は、理論の進歩は目覚しいものがあり。 今年は湯川博士生誕
100年にあたる。 その理論を概観し、最前線の「核力」研究、例えば
「三体核力」や「クオークレベルからの理論」などを紹介する。

★「原子に働く力とナノ力学」
微小力検出技術の向上に伴い、一個の原子が他の原子との間に
及ぼしあう力を実測することが可能になっている。 この技術を基に、
表面の原子の並びを視覚化する顕微鏡や表面原子を自在に動かす
手法の開発、さらには原子スケールでの摩擦現象の研究など、
ナノスケール・原子スケールで起こる力学現象を明らかにしつつ、
かつ駆使しようとする研究がここ数年で大きく進展している。
ここでは、その一端を紹介する。

★「昆虫にみる生命力」
生命力は何かを定義するのは難しい。 しかし海洋を除く陸地を覆い
つくし、地球上の生物種の半数を占める と言われる昆虫が、生命力
に富んでいることは疑いない。 休眠・変態・社会性・擬態など、ありと
あらゆる策を講じて 進化の競争を勝ち残ってきた。 昆虫の生き残り
戦略について考察する。

~つづく













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by k_ogane | 2007-10-16 23:50 | 学習

188/ 秋の東京大学公開講座受講記(3)

2007/10/06(土・晴れ)

今日は3回目の受講、余裕を持って、今日も早めに大学に
ついた。
前回は2階の席で聴講した、今日は3階の席で聴講する
つもりですが、なのに、2階から3階への階段が見つかり
ません。 というのは、そのような階段はありませんでした。

資料に、3階と4階の席数も書かれたが。 なぜ、上へあがる
階段がないの?戸惑いながら、今日も2階の席で聴講した。

帰宅してから、早速資料を見直した。

●崖の地形に建てた安田講堂

なるほど、安田講堂は、平坦な地面に建てた建物ではなく、
「崖の高低差がある地面」で、建てた建物です。
写真で見た正面は、その奥は「急な崖下」になっているので、
その「崖の高低差」を利用して、大講堂の正面は「崖上の3、
4階部分」となる訳です。「安田講堂の収容人数は、3階728席、
4階416席、全部で1.144席。」 この意味だ。 崖下の1、2階に
事務室などが
入ってます。

そう考えば、自分は1回目は3階で聴講、2回目は4階で聴講、
今日も4階で聴講・・ 大通りから正門に入って、講堂に入ると
いきなり3階です。 理由は単純ですが、何か釈然としない。

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●130周年記念シンボルマーク及びキャラクター

休憩時間、スクリーンに 「東京大学130周年記念シンボル
マーク及びキャラクター」の「入選作品」を紹介した。
さすが勉強一途の東大生、感性、芸術のセンスが困る、
左右の「入選したイラスト作品」を見ると、ちょっと・・笑いたくなる。
(ごめん)

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★今日の講座
一限目は、川口健一教授の「ちからと建築デザイン」。
二限目は、太田勝造教授の「交渉力ー取引と紛争解決における”力”
と法」。
三限目は、大橋弘准教授の「入札制度改革と競争力」。

今日は建築デザインと交渉力と入札の話です、
先週の難しかった医学の話と比べて、今日はとても聞きやすい、
ほとんど理解出来た。印象的なのは、「交渉力」の話。 ”言葉の
魔法”とも言える交渉力、営業マンは必聴。各層な社会人を相手に
の講座、教授達はかなり工夫して、それぞれの内容は、知識として、
とても貴重と思います。

帰りに、大宮駅構内の書店で、お気にいりの本
を買ってから、帰宅にした。

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●今日の講義内容

★「ちからと建築デザイン」
建築の形態は様々な力と思想に支配されている。 重力がアーチ
の形を決め、表面張力が膜構造の形を決める。 自然災害の
多い日本では木と紙と土の建築ができ、西洋の人々は重たい
石積み建築から解き放たるために、鉄筋コンクリートや鋼構造
などの素材を生み出した。
今日の講義は、力と建築形態の関係についての説明、今後の
建築デザインについて、建築構造の立場から考察する。

★「交渉力ー取引と紛争解決における”力”と法」
私達が 「あの人の交渉力はすごい」 とか 「私には交渉力がない」
という時の 「交渉力」 とは、何を意味しているのでしょうか?
交渉力は学んで身に付くものなのでしょうか。 それとも天賦の
才能なのでしょうか。この交渉力における 「力」 について、
みんなさんと一緒に考えるという内容。

★「入札制度改革と競争力」
地方公共団体や行政組織が、発注する土木工事などをはじめ
とする公共調達における談合の摘発が、相次いでいます。
入札談合はどうしてなくならないでしょうか?
我々の生活と密接にかかわる公共調達について、何が問題なのか、
そのあるべき姿とは何か、みんなさんと共に考えてみたいという講義。

~つづく













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by k_ogane | 2007-10-09 06:00 | 学習

184/ 秋の東京大学公開講座 受講記(2)

2007/09/29(土・小雨)

朝から寒い小雨。
昨日の気温が31度だったが、今日は19度、やっと
秋を感じた一日。

今日は公開講座の2回目。 午前、家事を早く済ませて、
昼前家を出た。雨空ですが、それでも気持ちがすが
すがしく機嫌が良い、今日、また半日「学生」になれる
喜びでしょう?

20分前、早めについた、余裕をもって正門の写真を
撮った。何故か、正門に大学名はありません、どう見ても
どこかの「大使館」の正門。よその人が前の通りを通れば、
これが有名な東大とは、絶対気づかないと思います。

★安田講堂の2階

前回は1階の席についたが、今日は2階の席で聴講する。
2階の廊下は、荘厳な雰囲気が漂い。

1925年に建てられたのこの安田講堂は、今は国の文化財。
1階から4階まで、座席は全部で1.144席あります。
自分は聴講のほか、全体の建物も眺めたいから、3回目は
3階の座席、4回目は4階の座席で聴講と考えている・・

★廊下の壁画

資料で、安田講堂の壁画を描いたのは、日本画家の
故小杉放庵氏だった。この洋画も彼の作品でしょうか。

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★今日の講座
一限目は、杉浦清了教授の「心臓が力を出す仕組み
の計算科学」。
二限目は、安藤譲二教授の「血管を活性化する
血流力学刺激」。
三限目は、石井直方教授の「筋力の適応機構と筋力
獲得のための新戦略」。
四限目は、野崎大地准教授の「冗長な筋骨格系が
発揮する力」。

今日は医学の話。 講座名を見るだけで、今日の聴講が
何%か意味が分るか?と先に不安が募ってきた。

心配していた通り、一限目と二限目の内容は、私にとっては
ちょっと難しかった。図の説明は理解できたが、医学的な
外来語の専門用語が多くて、意味は全然分らなかった。
とにかく懸命に聴き、分ると分らないをつなぐ、図と見合わせ、
その専門用語の意味を推測する。

印象に残る話は、一限目の杉浦教授の研究チームの
研究テーマは、「コンピュータで、心臓のあらゆる機能を
再現(シミュレータ)するシステムを作ること」です。
そして、「コンピュータで作った、心臓のあらゆる機能を
再現(シミュレータ)するシステムを用い、心臓の病気も
コンピュータ上で再現することによって、その治療法を
発見しようという試みがなされている。」 何か理解し
難い研究テーマ。それと、心の「五感」も作れるの?

三限目と四限目は、大丈夫だった、ほぼ理解出来た。

終わったら、会場を出るとき、出口はたいへん混雑していた。
今日の聴講者は前回の倍にもなる感じ、立席聴講も出たほど。

朝からずっと食べてないので、お腹がすっかり空いた、
大学近くのドトールコーヒーで軽食をとってから、帰途についた。

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●今日の講義内容

★「心臓が力を出す仕組みの計算科学」
心臓は人間の一生を通じて、休むことなく力を発生し、
血液を駆出することによって生命を支えています。
そのメカニズムを解明するために、分子・細胞レベル
から臓器レベルに及ぶ研究がなされ、膨大な知見が
蓄積されてきた。 こうした知識を統合し、コンピュータ
の中に、分子の機能に基いて、血液を駆出する「本物
の心臓を作る」ことを目指しています。

★「血管を活性化する血流力学刺激」
血管の中では、血液の流れ(血流)による摩擦力や
血圧による張力が発生している。 血管はこうした力学
刺激をうまく利用して、体の働きを正常に保つ仕組み
を持っている。 これが血管を活性化し、ひいては高血圧
や動脈硬化などの病気の発生を防ぐことにつながっている。

★「筋力の適応機構と筋力獲得のための新戦略」
筋力は身体の発揮する最も具体的な「力」といえます。
筋力はまた、運動やトレーニングによって増強し、加齢
や不活動によって減弱するという顯著な適応を示します。
その運動などに対して筋が適応するメカニズムを概説し、
それを利用して筋力を獲得する、全く新たな運動方法を
紹介する。

★「冗長な筋骨格系が発揮する力」
筋骨格系は、一つの関節を複数の筋が跨いでいるという
特徴を持っています。 関節で出力されたある量の力(トルク)
に対する各筋の貢献度は一意的に決まらず、可能性として
は無限通りのパターンが存在するからです。 こうした
「冗長性」の下、唯一のパターンが選択される機序に迫りたい。

~つづく













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by k_ogane | 2007-09-29 23:30 | 学習

182/ 秋の東京大学公開講座受講記(1)

2007/09/22(土・晴れ)

先月末、申し込んだ秋の ”東京大学公開講座
「力〈チカラ〉」” 、今日は一回目の講座をうけた。

東大へ行くのは、初めてです。
池袋から丸の内線に乗り換え、”本郷3丁目”で
降ります。 地図を見ながら歩いたが、どうやら方向が
間違って、20分を経てもなかなか到達しない。
最後、通りかかるの青年に場所を教えてもらった。
その青年は、偶然にも東大大学院生です、会場の
「安田講堂」まで、連れて行って頂き、親切さに感激。
(東大大学院生・教育研究科のアイダさんです、
ありがとうございました。)

開講前、企画委員長の井上教授から、公開講座について
の短い挨拶がありました。
会場では、知を求める社会人の大人が埋める、目立つのは
中高年です。(・・自分も)
ある年になって、知への再欲求、なんとなく気持ちは理解。

★今日の講座
一限目は、堀宗朗教授の「街を揺らす力」。
二限目は、堀井秀之教授の「構造力学と政治力学の
アナロジー」。
三限目は、藤田誠教授の「生命・ナノテクの鍵をにぎる
分子レベルの弱いチカラ」。

難しい工学理論ですが、教授達がスクリーンに、写真や
図やイラストを使って、分り易い言葉で説明してくれた。
最初、心配していた「もし、理解出来なかったら、どうしよう・・」
との懸念も消え、楽しく分りやすい話しでした。 日常では
絶対聞けない新知、内容の面白さに引きつけられ、3時間が
あっと言う間に過ぎた。

帰りは、赤門の記念写真を撮って、胸に満ちる充実感
を抱えながら、帰途についた。

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今日の講義内容

★開講にあたって
「知は力なり」、この「力」とはいったい何でしょうか。
分子の運動から、身体の働き、人と人との交渉、さらには
国際紛争まで、様々な「力」の交錯によってなりたっています。
その背後には、すべてが目に見えない「力」の働きです。
その見えない「力」を、あらゆる分野の学問の「知の力」を
通して、解明すること。

★「街を揺らす力」
日本は地震国であり。 高齢化や情報化が進む現代では、
巨大な地震を想定し、最新の観察とシミュレーションの技術
を紹介する。 防災技術の高度化の重要性を説明する。

★「構造力学と政治力学のアナロジー」
「力」という概念は、物理的な力だけではなく、政治力、
権力、影響力、技術力、魅力・・など、様々な対象に比喩的
に用いられる。
ミクロからマクロを導くアプローチ、相互干渉に起因する
モード変化、その構造と政治過程を解析し、構造設計と
制度設計の対応関係を論ずる。

★「生命・ナノテクの鍵をにぎる分子レベルの弱いチカラ」
分子は原子と原子が、化学結合という強い力で、結びついて
作られている。
その分子同士は、様々な「弱い結合(力)」が働いて、自発的
に組織化することが判明。 この巧妙な自然の仕組みは
「自己組織化」と呼ばれ。講義では、この分子レベルの
弱いチカラの魅力に迫る。

~つづく













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by k_ogane | 2007-09-22 23:10 | 学習